Amazonが提供する「Kindle（キンドル）」は、e-inkを使用することで目に優しく、紙のような読み心地を実現した電子書籍リーダーです。
そんなKindleですが、2024年時点では全7モデルが発売されており、それぞれに特徴が異なります。
そこで本記事では、各種Kindleデバイスの比較や選び方を紹介していきます。
Kindle端末の比較表
Kindle端末にはキッズモデルも含めて、全7モデルがラインナップされています。
まずは自分が求める機能性や価格などを、大まかに確認してみましょう。
| 機種名 | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | Kindle Oasis | Kindle Scribe |
| 価格 | ¥12,980 から | ¥16,980 から | ¥21,980 から | ¥29,980 から | ¥47,980 から |
| デバイスサイズ | 157.8 x 108.6 x 8.0 (mm) |
174 x 125 x 8.1 (mm) |
174 x 125 x 8.1 (mm) |
159 x 141 x 3.4-8.4 (mm) |
196 x 230 x 5.8 (mm) |
| ディスプレイサイズ | 6インチ | 6.8インチ | 6.8インチ | 7インチ | 10.2インチ |
| 重量 | 158g | 205g | 207g | 188g | 433g |
| 容量 | 16GB | 8GB | 32GB | 8GB/32GB |
16GB/32GB/64GB
|
| 解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
| フロントライト | LED 4個 | LED 17個 | LED 17個 | LED 25個 | LED 35個 |
| ワイヤレス充電 | – | – | 〇 | – | – |
| 充電ケーブル | USB-C | USB-C | USB-C | micro USB | USB-C |
| フラットベゼル | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 手書き入力 | – | – | – | – | 〇 |
| 防水機能 | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 色調調節ライト | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 明るさ自動調整 | – | – | 〇 | 〇 | 〇 |
| 自動画面回転 | – | – | – | 〇 | 〇 |
| ページ送りボタン | – | – | – | 〇 | – |
| Kindle Unlimited オプション |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| カラー | ブラック デニムブルー |
ブラック ライトグリーン デニムブルー |
ブラック ライトグリーン デニムブルー |
グラファイト | タングステン |
| 接続 | wifi | wifi | wifi | wifi またはwifi + 無料4G |
wifi |
| 数週間持続バッテリー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| キッズモデル | 〇 | 〇 | – | – | – |
各モデルのおすすめポイントと選び方
ここからは、それぞれの特徴や選び方を紹介します。Kindle端末をどのように活用したいのかに合わせて、適したモデルを選びましょう。
Kindle
| 価格 |
¥ 12,980（16GB）広告あり
¥ 14,980（16GB）広告なし |
Kindleの中で最も安いエントリーモデルではあるものの、解像度は上位機種と同じ300ppiで6インチのディスプレイで快適な読書体験が楽しめます。
容量は16GBとたっぷり、小説などの一般書籍なら数千冊を端末内に保存できます。端末自体は最も軽量でコンパクトなモデルとなり、持ち運びや長時間の読書でも体に負担をかけません。
カラーリングはデニムとブラックの2色から選択可能で、過去1か月で500点以上購入されている人気が高いモデルです。
- 一番安い端末から試してみたい
- コンパクトで最軽量の端末が欲しい
- 防水機能は必要ない
Kindle Paperwhite
| 価格 |
¥ 16,980（8GB）広告あり
¥ 18,980（8GB）広告なし ¥ 17,980（16GB）広告つき ¥ 19,980（16GB）広告なし |
エントリーモデルのKindleと比べて、ディスプレイサイズが「6.8インチ」と一回り大きくなり、ページ送り速度も20％高速化しているため、読み心地がさらにアップ。
容量は8GBと16GBから選べますが、8GBでも小説なら約2,000冊、マンガなら約160冊、雑誌や写真集なら約100冊など十分な量を保存できます。
またKindle Paperwhiteには、「IPX8等級の防水機能」がついています。深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないことが実験で確認されていて、うっかり水をかけてしまったり、バスタブに落としてしまっても安心です。
新たに色の暖かさを調整できる「色調調節ライト」も搭載され、ホワイトだけではなく暖かみのあるアンバーまで24段階の調節が可能となりました。
こちらのモデルも、過去1か月で500点以上購入されていて、近年では最も売れているKindleとなっています。
- Kindleよりも大きな画面で楽しみたい
- お風呂やプールで読書を楽しみたい
- スクリーンの色調を暖かみのある色に変更したい
Kindle Paperwhite シグニチャー エディション
| 価格 |
¥ 21,980（32GB）
¥ 24,460（32GB）ワイヤレス充電スタンド付き |
Kindle Paperwhiteに「明るさ自動調整機能」と「ワイヤレス充電機能」を搭載し、容量が32GBに大きくなったモデルです。
Kindle Paperwhiteと比べて容量が倍以上になったことで、小説やマンガなどのKindle本をたくさん持ち歩けるようになりました。
また時間や場所が変化しても、周囲の明るさに自動で対応する明るさ自動調整機能もメリットの1つ。自分で明るさを調整する手間が省け、読み心地も抜群です。
ワイヤレス充電機能を搭載したことで、2時間ほどスタンドに置くだけで充電が可能ですが、充電スタンドは別売りとなることには注意が必要です。
- マンガや雑誌をたくさん読みたい
- お風呂やプールで読書を楽しみたい
- ワイヤレスで充電したい
Kindle Oasis
| 価格 |
¥ 29,980（8GB）広告あり
¥ 31,980（8GB）広告なし ¥ 32,980（32GB）広告あり ¥ 34,980（32GB）広告なし |
Kindle Oasisは、7.0インチの大画面ディスプレイを搭載したKindle端末の上位モデルです。人間工学に基づいたデザインが採用されており、手の中にしっくり収まります。
自動画面回転機能が備えられており、左右どちらの手で持っても、ストレスなく利用できることもポイント。容量は8GBと32GBから選べます。
最大の特徴ともいえる「ページ送りボタン」が搭載されたことにより、片手でページを進めたり、戻ったりすることが可能となりました。
これにより、長時間手で持って読書しても疲れにくく、サクサク読書を進めることができます。
- 物理ボタンを使って読書したい
- Kindle本をたくさん読みたい
- お風呂やプールで読書を楽しみたい
Kindle Scribe
| 価格 |
¥ 47,980（16GB）スタンダードペン付き
¥ 51,980（16GB）プレミアムペン付き ¥ 54,980（32GB）プレミアムペン付き ¥ 59,980（64GB）プレミアムペン付き |
Kindle Scribeには、10.2インチの大画面ディスプレイとKindle史上初の「手書き入力機能」が搭載されていて、大画面で電子書籍を読めるだけでなく、専用ペンでの書き込みにも対応しました。
お気に入りの本にペンを使って書き込みができるほか、Kindleアプリやパソコンのデスクトップからも、文書ファイルを本体にインポート可能。PDFファイルにメモを書き込んだり、Microsoft Wordの文書に付せんを追加することもできます。
また10.2インチの大画面を横向き表示にすることで、迫力ある見開きでマンガを楽しめます。
- Kindle本に書き込みしたい
- 電子ノートとしても使いたい
- 大画面でマンガを楽しみたい
Kindle キッズモデル
Kindle キッズモデル スペースホエールカバー
Kindle キッズモデル サブマリンカバー
Kindle キッズモデル ユニコーンバレーカバー
| 価格 |
¥ 14,980（16GB）
|
通常のKindleにカバーが付属している子供向けのモデルで、1,000冊以上の子供向けの書籍が読み放題になる「Amazon Kids＋」が、1年間無料で利用可能。(11,760円相当が無料）
3つのデザインから選べるカバーは、マグネットでしっかり閉じることができ、カバーを本のように開くとKindleが自動的に起動し、閉じるとスリープ状態になります。
またKindleキッズモデルには2年間の限定保証が含まれており、万が一落としたり濡れて壊れてしまったりしても、無料で交換できることも安心なポイント。
保護者が子供の読書の進捗を確認したり、アクセスできるコンテンツを制限できる「ペアレンタルコントロール機能」も搭載しており、ゲームや動画、広告などを一切表示させずに本が読めるため、安心して子どもの読書を見守ることができます。
- 子どもの読書をサポートしたい
Kindle Paperwhite キッズモデル
Kindle Paperwhite キッズモデル ブラックカバー
Kindle Paperwhite キッズモデル エメラルドフォレストカバー
Kindle Paperwhite キッズモデル ロボットドリームカバー
| 価格 |
¥ 18,980（8GB）
¥ 19,980（16GB） |
通常のKindle Paperwhiteにカバーが付属している子供向けのモデル。防水機能がついているため、入浴中などにも読書が楽しめます。
またKindle キッズモデルと同じく、「Amazon Kids＋」や2年間の限定保証、「ペアレンタルコントロール機能」がついており、安心して子どもの読書をサポートできます。
- 子どもの読書をサポートしたい
- お風呂やプールで読書を楽しみたい
広告のあり・なしの違い
KindleやKindle Paperwhiteなどは「広告のあり・なし」のオプション（2,000円の差額）が用意されています。
広告ありのモデルは2,000円安くなりますが、待ち受け画面（スリープ時）やホーム画面下部に広告が表示されます。また広告ありのモデルは、画面起動時に必ず画面のスワイプが必要です。
ただし、広告ありのモデルでも読書をする際には広告は表示されません。
広告や起動時のスワイプ操作が気にならず、価格を抑えたい方には「広告あり」、画面の起動をスムーズにして、広告を表示させたくない方には「広告なし」がおすすめです。
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